2014年サファイアメーカー生産拡張の動き

今日は、サファイア基板の話です。先日もどちらかのニュースでiPhone6のカバーガラスがサファイアになるのではとありましたね。

詳しくは、このレポートをぜひ、ご覧ください。

 

2014年サファイアメーカー生産拡張の動き、
大型サファイア基板と光学分野でのアプリケーション展開目標に

 

台湾LEDinside社(グローバル市場調査機関Trend Force傘下のLED関連調査機関)の「2014年全世界サファイア基板市場報告」によると、LEDと光学アプリケーション需要の恩恵により、サファイアメーカーはインゴットやサファイア基板、パターンドサファイア基板(PSS)などに向けて積極的生産拡大計画をしていることが分かった。


2014年上半期のLED市場における需要拡大によりインゴットの供給不足に陥いったことにより価格上昇傾向に入った。サファイア材料と光学のアプリケーションに関する需要拡大に対応するために一部のメーカーでは一時凍結していた生産キャパの拡張を行った。それにより、サファイアインゴットの生産設備能力(TIE)は2013年に1.45億mm/年ほどであったが、2014年には2.22億mm/年に達する見込みで、年成長率は53%に至る見込みた。


サファイア基板供給についてメーカーは市場需要に対して楽観的な見方をしており、積極的に切断・研磨・エッチング工程のキャパを拡張させる見込みで、その中で台湾メーカーのCrystalwise Technology社、Tera Xtal Technology社、Crystal Applied Technology社などでは、将来の市場需要と関税の関係により、生産設備の主要拡張場所を中国にする予定だ。


全世界のサファイア基板のLEDのアプリケーション向け生産額については、2013年は549百万US$で、2016年は934百万US$にまで成長する見込みである。また、台湾と中国のLEDチップメーカーが大量にパターンドサファイア基板(PSS)を導入した恩恵を受けている。例えば台湾Rigidtech社、台湾Crystalwise Technology社、中国Zhejiang Crystal-Optech社、中国Sino Nitride Semiconductor社などのメーカーは2インチから4インチウェハで生産しており、業績も良い。パターンドサファイア基板(PSS)の市場全体生産額は2013年の656百万米ドルで年成長8%だ。長期的に見ると、LEDメーカーによるパターンドサファイア基板(PSS)の導入率上昇に加え、大型インチウェハの生産数量増加により、LEDinside社の予測では、2016年パターンドサファイア基板(PSS)の市場全体生産額は1098百万米ドルまで成長する見込む。

【NEW】「2014年全世界サファイア基板市場報告」(2014年4月30日発行)
【価格】4000USドル 【言語】英語 【提供フォーマット】電子ファイル

【発行元】LED inside版 http://www.ledinside.com/

 

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